ようこそ。アメリカ移住者Yascoのブログへ! 兵庫県出身の関西人。1999年大卒で超就職氷河期世代。日本での人生に見切りをつけ、2003年9月に企業インターンとして単身渡米。2003年−2004年はフロリダ、2004年からミシガンに在住。その後、数々の就労ビザを繋いで、2012年にグリーンカード取得。2017年7月に米国市民権取得により日本国籍喪失。よって、現在は米国籍のみを持つ、日系米国人1世と相成りました。波乱万丈な元日本人の人生を日本人の皆様に少しでもご紹介できればと思います。よろしくお願いいたします。

2020年11月7日土曜日

大混乱の米大統領選〜投票用紙に特殊加工?!の噂

 さてさてさて、とんだ”すったもんだ状態”になってきた米大統領選ですが、本日11月7日午後にバイデンが勝利宣言しましたね。それに追い討ちをかけるかの如く、トランプは、”バイデンは不正を隠すために焦って勝利宣言してやがる”と言って退け、自分の所有するゴルフ場へ行ったとか。さすがトランプ、根性座ってるわ〜(笑)なんて、思っていたのも束の間、先程、トランプ陣営から支援を求めるメールがやってきました。(何じゃこれ?!)




どうやらトランプは、”Election Defense Task Force"と言う緊急対策チームを立ち上げたようで、その運営のための献金を募っているらしい・・・選挙中にも散々献金募って、選挙後もまた・・・この献金を使って全米でトップクラスの(トランプ派の)弁護士をかき集めて不正選挙の訴訟を最高裁まで持っていく計画なのでしょう。

そもそもなぜ私がこのようなメールをトランプ陣営から受け取ったのかと言うと、トランプがミシガンでラリーをすると言うので、一応チケット取れるものなのか確かめるために申し込みした時に電話番号とEmailアドレスを登録したのが理由と思われます。あとは、5月頃にホワイトハウスへ直接投書した時にも連絡先登録したんだった・・・。

兎に角、トランプは証拠がない”不正選挙”と言う雲を掴むような話にすがってこの選挙騒動を長引かせる作戦のようです。

トランプに投票した私としては、不正選挙が本当にあったのであれば、是非トランプに無茶振り炸裂してもらって、暴いてもらいたいと思っています。が、しかし、選挙の結果がひっくり返ることはないと個人的には予想しています。

ただ、トランプとしては訴えを起こすことによって、少なくともバイデン&ハリスや民主党のイメージは悪くなりますので(既に悪かったのがさらに悪化する)、選挙の勝敗は置いておいても、訴訟問題に持っていって敵をある程度貶めることはできると言う魂胆ではないかと思います。

さて、我が州の激戦州ミシガンの現状ですが、デトロイト郊外に住む私の目から見て、これといって変わった動きはないようです。もちろん今後は変わる可能性は大いにありますが、今日の時点では至って私の地域の人々は平常運転っぽいですね。

多くの敷地に掲げていたトランプやバイデンの看板ももう取っ払われて、かえってちょっと寂しいような・・・ただし、これは全米最大のスイングステートであるミシガンのそれもデトロイト郊外だからでしょうか??不正集計の疑惑がかかった集計所のあるデトロイト市内に行くと騒々しいのかもしれませんね。郊外はもともとバイデン派とトランプ派が半々の地域なので、どちら派でもない中間派も多いのです。私の主人もそのひとりで、結局今回も不在者投票用紙を取り寄せておきながら投票しませんでした。


逆に、今、Youtubeなどを見てみると、アメリカ国外の人々、それも特に日本人の方々がこのトランプの不正選挙訴訟に釘付けになっているように見えます。

昨日、様々な日本人のYoutubeを見ていたのですが、何やら”全米の不在者投票用紙にはトランプの指示でGPSが暗号化されたチップやWaterMarkと言われる透かしが特殊加工されているので、どれが偽造投票用紙かトランプは直ぐに識別できる”などと言う噂がまことしやかに語られているのを観て、びっくりしました。

上記で述べたとおり、私の主人は不在者投票用紙を入手して投票しなかったので、その未使用の投票用紙が今も自宅にあります。そこで、その”特殊加工”を探すべく太陽光に透かしてルーペで調べて観ましたが、そんなもんは一切ありませんでした!この時の動画をYoutubeに上げますので、ご興味がある方はご覧ください。

よって、少なくともミシガンの投票用紙には特殊加工などはありません。そもそも、投票用紙は州によって印刷様式や書式が全然違います。選挙法も選挙管理システムも州政府が一切の権限を持っています。トランプが全米各州に投票用紙の発行に関する指示を出す権限はありません。それに、不正選挙の疑惑がかかっている激戦州の一つのミシガンの投票用紙にはそう言う加工はされていないので、トランプ逆転の証拠としては効力のない話になります。

よって、私の個人的判断で言うと、この”アメリカの投票用紙にはGPSや透かしが入っているので、偽装投票用紙の識別ができる”と言う噂はデマになります。

アメリカ在住のアメリカ人として、この噂が飛び交っている状況を見ていて面白いなと思ったのは、当事者である米国人より、外野にいる日本人の多くの人(トランプファン)の方がこの話題に熱くなっていることです。

私の周りのアメリカ人は大統領が誰になっても自分の日常生活の心配で精一杯なのです。今現在で言うと、最大の懸念事項はやはりコロナでしょう。それに伴って仕事と地元の治安です。治安という意味で言うと、選挙結果が長引けば長引くほど治安の懸念材料になりますので、アメリカに住むアメリカ人は正直なところ、どちらでもいいから早く決着つけて通常運転を再開してほしいと思っているはずです。少なくとも私はそう思います。因みに私は来週射撃訓練を受けて銃を購入する予定にしています。ミシガンには極右のマリシャと呼ばれるテログループが潜んでいて、トランプもそのグループを支持するような発言をコロナ拡大後に何度もしました。私はミシガンに関してはそれがトランプ敗北の原因ではないかと考えています。


今回は私はトランプに投票しておいて負けたので個人的には大統領に関しては残念な結果になりましたが、上院に関しては共和党が当確でほぼ間違い無いでしょうから、大満足です。しかも、下院も民主党は議席数を増やすどころか減らしてしまい、私の大っ嫌いなペロシが下される勢いになっています。これはシメシメと言うところ。こうなってくると、バイデンが大統領になっても極左議案は上院共和党が却下しますので、実質バイデン&ハリスは思い通りの政策は一切できないと思います。だから、バイデンにしろ、ハリスにしろ、かなり肩身の狭い4年間になると思いますよ。さて、お手並み拝見としましょう。

私は今回の不正選挙疑惑で、今後ますます民主党の勢いは弱まると予想しています。次の大統領選はもしかすると大統領も上院も下院も共和党が勝つかもしれませんね。私は兎に角誰が共和党から大統領に立候補しても共和党候補に投票します。


今回は以上にしておきます。この話をし始めるとキリがないので、また次回続きをお伝えしたいと思います。

ご覧いただき有難うございました。

1 件のコメント:

  1. はじめまして
    動画を拝見してこちらを知りました。
    連邦政府が投票用紙をしないと
    確認できたので、良かったです。
    州単位、群単位で印刷となると
    細工をするのは、難しいとなる。

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